何度言っても分からない、何で僕の行ったことを理解しないの、そんなこと常識なのに!
など、会社である程度の立場になった方はスタッフの育て方に悩んだりしてませんか?
こうなれば良くなるとか、それを改善すれば良くなるという考え方は、沢山あります。
けど、「こう理解しなさい」と言うだけでは、大体が言うことをきかないと思います。
昔、先輩がプロ野球の監督を例えてこう説明してくれました。
プロ野球の監督は、どう打てば良いか、どう守備をすれば良いかなど具体的なことを
選手に教えないんだよ、監督の役目は選手にうまくなるためにどうすれば良いか
気が付かせることなんだよ!
と、、、意外と仕事ができる人間ほど、人の言うことは聞かないもんです。自分自身で
気が付いたことに対しては、なにも咎めることなくあらためたりします。
よくある、「〇〇しましょう!」といった会社の社員教育のためのはり紙が僕は嫌いです。
これで人の心が変わるなら上司は誰だっていいわけだし・・・
「教える」のでなく、「気づかせる」といった考え方をすると、まったくこれまでと違った
働き方が見つかってきます。
それには自分が何かの犠牲になっても、へこたれない図太さが必要になるけどね(笑)
あと大切なのは、自分のものさしで人をはからないってことも。
自分の思っていることが常識であるなんてことは、大半が大間違いだったりします。
何より、人はそれぞれ物事を吸収できる底辺の幅があります。底辺が広い人は、いろん
なことを要求しても積み上げることができる安定感があります。しかし、底辺が狭い人は
無理にそれを積み上げるとバランスを崩して倒れてしまいます。
つまり、相手の器量を見定める能力は、年を重ねるほど身につけていかなければいけな
いと思います。相手を見定め、何がその人の心を動かす物事なのかを、八方美人の
プロフェッショナルになることが僕的には分かりやすいリーダーの人物像です。
人を怒ることができることも。
相手に注意するときは、自分の感情のはらいせではなく、相手が良くなるために必要だと
思ったときだけ怒ったり注意することが大切です。
ストレスがたまってどこかに吐き出したい時は、たまに電話の来る「通信料を安くします」
のしつこい電話先に対して怒れば気分もスッキリですよ。
何より、ベテランの領域に入ってきた働く人たちは、昔若かったころ、あんな上司にはなり
たくない!あんな大人にはなりたくない!とRockの魂でいたはずなのに、知らず知らずに
同じ人間になってしまうことに気をつけていきましょうね!
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