被災に対して市民、市議、県議で何ができるか?

昨日、上田市のハルタで市民、市議、県議が集まり、地震の被災者に対して何が
できるかを話し合う会が急遽行なわれました。

実際に被災地へボランティアに行ってきた方の話から始まり、現地にボランティアに
いく場合の準備(申請)などの詳細を話してくれました。

ボランティアに行く場合は必ず許可証とボランティア保険に加入しなければならない
そうです。必ず、「出発地の社会福祉協議会」で手続きを行う必要があります。

また、現在は被災地に向かう道も良くなってきたのでボランティアに行く方々増えてく
ると予想され、現地に行った方から具体的に私達にできることを情報共有していくこ
とがこれから重要になってくると感じました。

そして市議や県議の方から話を聞くことに。

話の内容は、それぞれの立場で活動していることを報告するような内容でした。
正直な話、何か取り組んでいるのは確かですが、具体的な内容が伝わってこなく、
結局は国→県→市町村といった上からの指示がなければ動かない仕組みをあらた
めて感じました。

そしてこの状況にありながら、変な派閥で市議や県議に距離感があり、今回のこの会
で、市民が小さなことでも何に取り組めばよいのか知りたかったことが結局モヤモヤし
た感じで会は終わってしまいました。

衝動的に行動すると後で問題が起こる。

ルールが出来るまで待ちましょう。

県知事にメールしておいた。

など、市議や県議から話がありましたが・・・
やはり物事を動かすにはトップへ直接にモノを申さなければダメなようです。

市民の中には良い考え方や行動力のある方が多いです。きっと議員さん達と互いに
協力して物事を進めていくには、市民で千人単位のボランティア集団をつくり、その影
響力を高くすることが重要なのかもしれません。


きっと地元の人が、この先リアルに被災の現実と距離が近くなるのは被災者の受入
れです。上田市でも市営住宅をはじめ、観光地のホテルや旅館が受入れに協力する
ことが決まっています。

東信地域の被災者受入れ先(有料)

そのため、私達は現実に被災にあわれた方々とどのようにコミュニケーションを図り
そして何をすれば良いか具体的なことに直面すると思っています。

私は元宿泊業の方とお付き合いが多いので、具体的問題点をお聞きした時には都度
情報を出しますので多くの方の知恵をいただきたいと願います。

また、地元ホテル・旅館はこの自粛ムードで宿泊客のキャンセルが相次いでいます。
そんな状況でも被災者を受け入れると言っているのですから、地元生活者は何か
その手助けはできないのでしょうか?

地元のイベントや祭りをもっと盛り上げること

地元観光地をもっと利用して、誰かにも紹介すること

など、市民一人一人のちょっとした意識が大切なんです。

行政も、もう少し待てば具体的な地域で出来る対策をルール化してくれます。
(市でも定期的な被災者対策会議が行なわれているようです)
遅い!とイライラせずにそれはそれで理解して行動できる人は行動し、そしてパーソ
ナルに責任を持って行動できる小さなことも進めていかなければなりませんね。

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コメント(5)

昨日はお疲れさまでした。
いつもお世話になり、ありがとうございます!

本日、旅館組合員に配布されました、最新情報です。

ーーー以下転送ーーー

東北地方太平洋沖地震災害対策活動報告
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会

被災者の受入について

 今回の震災被災者の受け入れに関する件で情報が錯綜しておりますので、
以下のとおり整理させていただきます。

①旅館ホテルでの受け入れをお願いしているのは、高齢者・障害者等の要援助被災者です。現在避難所で生活している全ての人を対象とはしておりません。実際に旅館ホテルで受け入れることになるのは、避難所生活をされている方の一部です。

②自主避難をされている方は、今回の1泊3食5,000円補助の対象にはなりません。ご注意ください。

③被災者の方は、地元を離れたくないとの思いが強く、移動する場合も近郊の市町村への移動を望まれています。

④被災者の受け入れについては、被災県ごとに希望を取りまとめ、観光庁でマッチングし、最終的に受け入れ側の旅館組合に連絡が入ります。


ということです。
待つしか無いですかね。。。

お久しぶりです。
骨折をしてしまった関係でLOOP38のイベントには伺えませんでしたが、上田の皆さんの動きは病床からも注目していました。

今回の震災に関して、私も出来ることを模索中です。もともと、web上の特に情報格差のある携帯ユーザを対象とした「支援・情報と人をつなぐ」プロジェクトを準備していたのですが、今回の震災を受けてさらに多様な支援の在り方を模索しなければと思っているところです。

twitter上ではなかなか際どい呟きも多いので(…苦笑)、なかなか上田の人との繋がりを築けないでいますが、4月からは上田に戻って生活する予定なので、上田の皆さんと協働する方法も考えていきたいなと思っています。

出来ることを少しずつでも形にしていきたいものですよね。

菅平プリンスさん


情報ありがとうございます!

ミィさん

コメントありがとうございます。
前回は残念でした。次回は5月に開催予定ですので、時期が来ましたらメールでお知らせしますね。

震災に関しては被災地、そして上田市にとって必要なことを小さなことでも努めて行きたいですね。

Loop38のコンセプトがだんだん固まってきたのでちょっと

Loop38の基本的な活動は定期的に楽しい勉強会と異業種の交流会をすることです。
そしてこれはボランティアではなく、本当の目的は知り合った仲間達とやりたいことを相談し合えたり、協力が生まれたり、そしてちゃんとビジネス(お金を稼ぐ)を学ぶことです。

時代がネガティブ方向に向かっている中、生活者の多くが、「お金がなくても幸せになれる」といった
思想でこの先マイナスのスパイラルが社会に起こると考えています。

「お金を稼ぐことが悪」、みたいな田舎ならではの風潮を壊したいです。

さらに、何かを学びたいと思ったときに長野市、松本市に行かなければ良い勉強会がないといった
ことも残念で、上田市周辺をモヤモヤした人が学びや仲間を探しに集まるエリアにしたいです。

数年後、Loop38のサポーターが2000人ぐらいになれば、何でも街でできると思っています。
お友達も是非ご紹介下さい!よろしくお願いします。


間島さん、LOOP38についてのご説明をありがとうございます。

交流や勉強の場というのは、まさに私が求めていたもので、長野や松本まで出向かなくても「上田にこんな素敵な集まりがある!」というのはとてもいいことですよね。

そしてビジネス、私が今まさに学びたい分野でもあるので、「お金を稼ぐこと」を学べる環境というのはとてもありがたいなと思います。私自身は将来的にNPOの立ち上げを目指していますが、NPOもビジネスであり、経営をしっかり学ばなければ持続的・発展的な活動をしていくことは困難です。昔、NPOの運営する場にいたのでよーくわかります(苦笑)

次の機会にはぜひ参加させて頂きたいと思っております。その際にはきちんとご挨拶いたしますので、よろしくお願いいたします!

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デザインルームエム

このブログ記事について

このページは、間島 賢一が2011年3月23日 18:49に書いたブログ記事です。

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