プロパガンダ。

「宣伝」ってあらためて何だろう?

そんなことを数日前に思いいろいろ調べていました。
「広告」という言葉は何となく字から意味は分かるような気がするけど、「宣伝」は
何だかピンとこなくて・・・

いろいろ調べていく中で、「プロパガンダ」という言葉にたどりつきました。
プロパガンダとは何か?とさらに調べると、「特定の思想・世論・意識・行動へ誘導
する宣伝行為である。」とあり、その語源はカトリックの布教にあるそうです。

その後この「プロパガンダ」という言葉はさまざまな物事に多用され、それぞれの
具体的意味は難しすぎるので分かりやすく自分的に解釈することにしました。

調べの目的は「宣伝」とは何かです。
その基が布教活動の手段だと考えるといろんな想像力が高まり考えるのが面白く
なってきます。

僕は宗教家ではないので憶測ですが、昔の布教活動は今以上にエネルギー溢れ
る物事だったと思います。それは布教のために政治も変わるほどのパワーがあり、
さまざまな手段があったのでしょう。その代表的な手段が「心理戦」です。

この「心理戦」が僕は今の広告業界で言われている「宣伝」のポイントにつながって
いると思います。例えばその諸教派はさまざまな思想を持ち複数存在していたわけ
で、それを自分が思う教派にどれだけ多くの信者にするかを当時は死に物狂いで活
動していたわけです。今で言えばに広告主がライバルに勝つためにみたいな。

その昔の心理戦の手段としてひとつ、
「スペイン・ポルトガルの言語的膨張」はとても参考になります。言語を拡張すること
で布教活動を広いエリアで高めるということです。
(当時は言葉を読み書きできる人が少なかったそうです)

これって今、広告業界が迷走している「宣伝効果」のポイントたと思います。
多くの人が「つかうコト」のシェアを占めることで人をコントロールすることができる。
つまり、効率良く効果的に宣伝ができるわけです。

きっとこれに似た現代の代表的なモノはパソコンや携帯電話の普及だと思います。
これによりインターネットをはじめ宣伝の仕方が増え、大きく世の中の情報の伝達が
変わりました。しかしこれで大きな成果を得たのは大手やベンチャーの限られた企業
であり、今もなお中小企業は効果的な「宣伝」に悩んでいると思います。

歴史的な変革の基本は何か同じキーワードで繰り返し変わってきているのでしょうが
その背景などは時代により違います。今なかなかうまくいかないのは、人の知恵や知
識が時代と共に変化してきていることを気が付かなくてはならないと思います。

つまり、良い市場をつくっても簡単に人は心を動かさないということです。
僕が今言えるそれを解決する方法は、自分の価値観のスイッチを消して人の心理を
極端に定義つけられることです。

例えば「人は安いモノを欲しがる」と定義したとします。
でも、利益を高くしたい、最高のいいモノにしたい、売れなかったらどうしよう・・・などの
気持ちがこの定義を自ら崩してしまうことが多いです。

この定義をスパッと考え組み立てられることが上手な宣伝の企画が必要なんですよね。
きっと・・・
そしてスパッと考えることは時に人に人格を疑られる場面もあります。でも変革の始まり
には人からの肯定は殆どないと割り切らなければ!


プロパガンダには政治的プロパガンダと言われていることがあります。
つまり政治的な思想を行動へ誘導する宣伝行為ということです。

例えば、「地産地消」や「タスポの導入」などにはどんな本当の狙いがあるか?
調べていくとかなり考えられた戦術が秘められています。その内容はともあれ、人の動機
づけをきっかけにした思わぬ目的などは、「宣伝」を学ぶために必要な要素が山ほどあり
勉強になります。

相手の動機をどのようにつかみ、そして行動させ、目的を達成する。それを失敗しないた
めに時代背景や頻繁に変わる人の心理を的確に感じ取る。


宣伝は、「巧妙」であることが重要なんですね。


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このページは、間島 賢一が2011年1月27日 19:34に書いたブログ記事です。

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