欲しがらない若者達。

ちょっと前に知り合いとメールのやり取りをしていてこんな意見をもらった。

地域をみていて一番問題に感じる事は何かやっても、きちんとキャッシュ化できない
ことだと思っています。それは人材の問題だったり、知識がなかったり、お金から逃げ
ていたりと色々問題がある訳ですが・・・

この文章を読んで・・・正解だと僕は思いました。

ボランティア活動、地域貢献、NPOなど、お金をもらわない活動、お金が必要でない
生き方、などがメディアなどにも多く取り上げられています。その内容は確かに大切な
事柄で共感できることばかりです。

しかし、「お金は必要ではない」という意識が生活者に植え付いてしまったとき地域や
世の中はどうなってしまうのだろうか?

今、若者達がモノを欲しがらないと言われています。
「車なんていらない」、「飲み会はしない」、「外食でなく家で鍋」などの会話を聞いたこ
とがある人も多いのではないでしょうか・・・

非正規雇用が多いから、低収入層が多いからとか理由を話す人もいますが、実際は
男性の正規雇用率や年収もそこまでといった状況ではないそうです。

一番の原因は変わった若者達の心理だと言われています。

きっと30代後半からの人は収入に合ったお買い物をするといった感覚の方が多いと
思います。しかし20代の若者たちの多くは、収入に見合った消費をしない心理を持って
いると思います。

確かに将来の不安、収入の見通しがよくないなど社会の構造的な要因をすべて避け
ることはできないかもしれない。

しかし、「欲しがらない若者達」の影響力が拡大していくことは、消費といった視点だけ
でなく、働く気持ちやお金にするための学びや知識がただひたすら低下し、僕には希望
や夢が見えなく感じます。

「自由」といったキーワードを手ごたえにしてきたおじさんたち、「空気を読んで皆に合わ
せる」若者たち、そんな世代の違いの中で説得するようなきっかけをつくるべきなのか
また若者に歩み寄り何を学べばよいのか、いま一人で苦悩しています。

「お金がなくてもシアワセになれる」、ほんとなのかな?

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このページは、間島 賢一が2011年1月 8日 17:33に書いたブログ記事です。

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