千両みかん

このあいだテレビを見ていたら落語の特集をしていました。
その話の中ででてきた「千両みかん」の内容がとても面白かったのでちょっと。

話の内容は、昔お金持ちの大家の若旦那が病になり「みかん」を食べたいと。
時期は真冬でみかんなどなく、たまたまあるところの蔵にあった1つのみかんを
みつけます。お金持ちの大家は千両という大金でそのみかんを買い、一房だけ
食べてあとは番頭にあげます。番頭は残ったみかんが数百両の価値があると
思い逃げてしまうというオチです。

ある人にとっては大金をだしても欲しいモノでも他人には1円の価値もない。
現代も欲しい人だけの価値観でビジネスがおこなわれていたりするんです・・・

僕達のような企画デザインをする中では、「ターゲットをきめましょう!」なんて
よく言いますが、もしかしたらそれは価値の分かる人を定めることなのかもしれ
ません。

ちょっと昔は3大ビジネスは衣食住なんて言われていました。
これはきっとその価値が多くの生活者に共通だから3大になったのでしょうね。

しかし、本当の価値って何なのか?
価値ってそもそもそういったことなのか?

これ、この時代で働く上で重要な課題だと思います。

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このページは、間島 賢一が2010年10月 9日 10:53に書いたブログ記事です。

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