2010年9月アーカイブ

松本市、上田市、塩尻市に店舗をもつ宅配ピザのお店「キッチンメイド」のホーム
ページリニューアルのお仕事をお手伝いしました。

お店の名前からだとチェーン店と勘違いしてしまいますが、実はこのキッチンメイド
は長野県だけにあるお店です。

だから食材なども地域の農家がつくったトマトなどを利用し、地元ならではの美味し
いピザを提供しています。

また、お子様や女性にも食べやすいSサイズをつくり小食な方にも楽しんでもらう
心配りがあるところも地元のお店ならではです。(チェーン店だと利益重視なところ
もありSサイズはあまり提供しないそうです。)

地元の広告代理店さんからのご依頼でお手伝いしたのですが、打合せに同行した
ときに感激したのがこの会社の専務さんが店舗でピザを調理していたことです。

多店舗かした会社のよくあるパターンは役員はスーツ姿で一切自分のお店の調理
に関わっていないオーナーであることがあります。

しかし、このキッチンメイドでは役員自ら美味しいピザをつくることに努めていました。
その現場主義の志が長年地域で選ばれている理由だと強く感じました。
(ひたいの汗が輝いてたな~)

低価格で食べられる仕組みをつくり全国に展開するチェーン店もありがたいけど、
それとは違うポジションで地元のお店を求める生活者が多くなってきた気がします。

いいことだ。


長野県上田市にある梅花幼稚園が110周年になります。それを記念してお子様
も楽しめるコンサートを開催します。歌のお姉さん、ピエロ、マジックショーなど、
企画が盛りだくさんです! 入場は無料なのでお気軽にお越し下さい。

開催日:11月19日金
時間:午前10:30から正午(開場10:00)
場所:上田市文化会館ホール(長野県上田市材木町1-2-3)

お問合せは
学校法人梅花学園 TEL 0268-22-0009 まで

千葉県で複数の農家が集まり法人化した「株式会社大地の恵み」という会社の
パンフレットやホームページに使用する写真を撮影に行ってきました。

カメラマンは当社の関カメラマン、彼の広々したハイエースに乗り込み約6時間
近くかけ千葉県の山武へ。

山武地域は千葉県でも奥地のようでほぼ農地だけが広がるロケーションでした。
農家が耕す農地は長野より広く、スケールがまったく違いました。そのため普段
長野では稲刈り時期に見ることができる「はぜ掛け」がまったくなく、すべてコンバ
インでの稲刈りのようです。(ちょっとビックリ)

まず最初に伺ったのは親子で稲作をする農宮さん宅へ。
腰に低い親父さんのもとで一緒に働くおとなしい息子さんが時々見せる笑顔が
最高でした。(ミルキークイーンという品種も栽培)

次に伺ったのが宇津木さん。
たまたまここの若夫婦が稲刈り作業中だったため協力を頂きいい撮影がきまし
た。このお嫁にこられた方が頼もしく、お嫁に来るまで農業はしたことが無かった
のですが、今では一人でコンバインも運転できるほどに!何か夫婦も中が良く
い~感じでした。

場所が変わると農業のありかたも変わり、地元だけの農業の理解では浅いことを
実感しました。県によって農業に関する制度の違いもあり、特に千葉は自分の力
で農業をビジネス化していこうとするモチベーションが高かったように感じました。

一家族に5キロや10キロのお米を販売している法人農家もいれば、お菓子メーカー
に何トンと大量に販売することを目的とする法人農家もいる。

それぞれ農業などの考え方には違いもありますが、私たちが普段口にしている食
べ物の栽培現場を見ると、何だか食べ物を残したり、最高に美味しいモノばかりを
こだわり食べている日本人の世界的に見ても変な贅沢文化が残念に思います。


毎年恒例になってきた永井農場さんのプライベートマガジン「百」が今年も完成
しました。今回も表紙は作家のなかむらじんさんに協力していただき個性的な
デザインが実現できました。

hyakuhyoushi.JPGのサムネール画像

また、今年に電塾というカメラマンの勉強会でWEBの講師としてお手伝いした
時に知り合ったカメラマン、後藤さんさっこさんに撮影を協力して頂き、素敵な
写真で沢山構成することができました。

hyakuphoto.JPGのサムネール画像

今回の記事には東京で活動するセガレの皆さんが永井農場を訪れ、これから農
業を継ごうか継がないか考え中の若者が永井農場代表の永井進さんに質問を
するといった内容が盛り込まれています。
取材・コピーライトは長野市のコピーライター荻野さん、彼女の取材能力、そして
文章は深みがあり、さすがプロです。(頼りになります!)

segarekiji.JPGのサムネール画像

この企画になったのはツイッターで私がセガレの代表児玉さんと知り合ったの
がきっかけでした。たしか今年の5月の連休に児玉さんからメールが届き、初め
てお会いしました。

そして話をする中で彼が東京で仕事を持ちながらセガレの活動をしていることに
強く関心しました。(しかも児玉さんの実家は上田市の旧武石村とは!)

私のような企画デザインの仕事をしているといろんな会社の方々と出会う機会が
あります。世の中の元気がないせいか人の気持ちのパワー下がってきていること
にもやもやしていました。

そんな矢先の児玉さんとの出会いは、「んじゃ東京でも頑張ってね」と社交辞令で
終わらせてはいけないと感じるものがありました。

想いがある人は想いのある人と出会うことが大切と日々考えていたこともあり、す
ぐに今回の企画が成立しました。

これまでの企画はエッセイストの玉村さんや所ジョージさんの世田谷ベースのプロ
デュースをしたパシフィックファニチャーサービスの石川さんなどの対談でしたが、
今回のセガレ企画は農業に関わる人たちの話なのでさらに面白いと思います。

このプライベートマガジン「百」は、フリーペパーですがなかなか手に入りにくいです。
もし、欲しい方は永井農場さんの公式サイトでカタログ請求をすれば手に入ります。

永井農場公式サイト→ http://www.nagaifarm.co.jp/


物事にはプラスアルファが必要だ!なんて言葉を一度は聞いたことがあるか
もしれません。

物事に付加価値を付けるためにプラスアルファにする。

間違ってはいません、その通りです。

なんでプラスアルファなのか?それは付加価値が必要なそもそもある「価値」
に理由があります。商品で例えれば美味しいとか便利とかが「価値」です。
生産者や開発者は、一生懸命つくった感情もあり、自分が作ったものは誰のモ
ノより良いモノだと過信していることが多いです。

でも実際、店頭に他ライバル商品と並ぶと生活者視点ではそれほどの違いが
感じられていないのが事実です。無農薬のりんごと低農薬のりんごを目隠して
食べたらどっちが美味しい?と100人中何人が正しく答えられるだろう・・・

こんな計算式がマーケティングにあるそうです。

価値÷価格+α

すごい高級品、お手ごろな商品でも価値を価格で割るとだいたい同じ数値が出
るそうです。つまり、低価格だけやとことんいいモノをつくるだけでは、なかなか
生活者に価値を感じてもらえないってことです。

だからプラスアルファが必要になります。

スーパーに並んでいるりんごはみんな同じに見えてしまうかもしれませんが、秋
のりんご狩りで出かけた農園で食べたりんごは最高に美味しかった!のような
プラスアルファ!

誰よりも見積もり依頼の対応が早いプラスアルファ!

地元のことをいつも大切に考え行動することでプラスアルファ!

人が寝ている間に差をつけるために働くプラスアルファ!

など、

いろんな働く人から生まれる「価値」をもっと相手に感じてもらうために僕も頑張ら
なければ!

先日、電子書籍の記事を書きましたが雑誌をはじめ電子化するからといって
すべての書店が無くなるというほど極端なことではありません。

しかし、書店の経営を悩ませる要因のひとつになるのは間違いないです。

そんな先行きの中で生き残ると言われているのが「TUTAYA」です。

全国各地にあるTUTAYAへ足を運ぶ人は、街で暮らす日々の行動パターンの
ひとつになっている方も少なくないと思います。

なぜ?TUTAYAが電子化へと増える中で生き残れるかというと「Tカード」だそう
です。みなさん、特に女性の方は多くお財布に入っているのでは?
TカードはTポイントというポイントが利用のたびにたまり、そのポイントを取扱店
で利用することができます。

このTカードの利用履歴を細かく調査して人の動向や趣向を調べ、根拠あるマー
ケティングを行なっていくそうです。

例えばコンビニで何を購入し、DVDの映画はどんなジャンルを多く見ていて、
1ヶ月にガソリンを〇〇リットル使用していて・・・などの情報が各地でどのような
統計になるか簡単に分かるわけです。

それが分かればどのような商品をどんなタイミングで告知し販売すれば良いか
戦術は的を外れず考えることができます。

ま、ある意味私達の行動も電子化されているということに・・・

コンビニもレジで打たれる情報はデータベース化され売れ行きの悪いものは店頭
に自然と並ばなくなる仕組みになっているとか聞いたことがあります。

この先、買い物とかで、「掘り出し物」という言葉は死語になってしまうのでしょうか。

デジタル雑誌にはじまり、グーグルブック訴訟の和解問題などをきっかけに電子
化の波が激しくなってきています。

長尾構想とは2008年4月の日本出版学会の講演で国会図書館館長長尾真氏
が明らかにされた公共図書館が有償でデジタル図書の貸出をおこなうとする
提案です。

この構想は図書館関係者だけでなく、出版関係者、電子アーカイブの関係者の
間で大きな反響、また経済に影響があると注目されています。

さまざまな論議もあるようですが、確実にプロジェクトは前に進んでいるようです。

どちらにしても本をはじめ新聞やチラシなどの印刷物と電子化との生態系は変
化していくことは間違いないです。新しい市場が生まれ、これまでの位置づいて
いた市場が分散され、その急激な変化に戸惑い悩む企業や個人も増えるでしょう。

例えば印刷業です。
印刷にはチラシ、パンフレット、書籍など、いろいろな種類があり、印刷会社に設
備も得意な分野で設備されています。

万が一新聞が電子化により急激な縮小になったとすると、それに毎回折り込まれ
るチラシの需要がなくなります。チラシ印刷は主にオフセット輪転機という印刷機
で印刷されます。印刷機の代表的な商社「小森」のここ約1年間に日本で販売し
たチラシを印刷するオフセット輪転機はたった1台だそうです。これが現実です。

この先大手の印刷会社は下がる売上げをカバーするために地方の印刷会社の
買収を図る動きになるそうです。つまり地元のお金が地元に潤わなくなる状態に
なるわけです。また、首都圏にいる地方出身の労働者は故郷に戻り生活を立て
直そうと戻ってくると言われています。

これは、印刷業界だけでなく他業種も同じことが言えるのかもしれません。

ちょっとネガティブの内容ですがそんな社会の変化の中、ともかく田舎でもちゃんと
お金を稼ぎ、シアワセな生活を実現していかなければならない。

マイナスをプラスに考えるならば、前線で頑張ってきた経験や知識の豊富な人た
ちが田舎に集まってくるわけですから、田舎でしか出来ないカタチをつくり上げて
いくことが私達の課題になると思います。そしてそれがとても強力な暮らしに必要
なコトになると強く感じています。

スローライフ、お金のかからない田舎暮らし、地元活性化・・・今、田舎では最高に
素敵なスタイルや活動が活発に行なわれている中、その背景には資本主義のさ
まざまな要因が間接的に私達に影響をもたらすものだと理解して、大きな世の中
の動きを読み取らなければいけない・・・

これまでの考え方や行動を、毎朝右からはく靴下を翌朝から左からはけるぐらいの
強い意志で変えていかなければ!


菅平スカイライントレイルランレースでは、高原の開放感あふれる40kmを走破
します。今回で第3回となるこの菅平スカイライントレイルランレースは現在の
エントリーは約700人と沢山の方が菅平高原に集まります。

また、今回はタレントの猫ひろしさんも参加するようでさらに盛り上がりそうです。

【大会概要】

開催日:2010年9月25(土)・26日(日)

開催地:長野県・菅平高原一帯の山岳エリア

競技内容:(1)40kmラウンドコース (2)15kmチャレンジコース 
(3)5kmジュニア&ビギナーコース (4)5kmチームチャレンジコース(3人リレー)

参加費:40km(菅平ラウンドコース)、15km(チャレンジコース)への参加条件と
して、一般参加者は菅平スカイライントレイルランレース実行委員会指定の宿
舎に前泊すること前提とします(上田市在住の方除く)。なお、参加料には1名
3,000円の宿泊予約金が含まれています。宿泊費(7,500円)より宿泊予約金1名
3,000円を引いた残金は、宿泊当日お支払い下さい。
※上田市在住の方で、40kmコース、15kmコースにご参加の方は宿泊予約金
(3,000円)を引いた金額が参加費となります。

詳しくは、菅平スカイライントレイルランレース公式サイトをご覧下さい。

東京へ一人旅へ。

出かける前に知り合いの作家なかむらじんさんに「どこが今面白い?」とお聞き
したところ台東区谷中が面白いと教えてもらったので迷わずそこへ。

谷中はようするに下町です。

駅をおりると谷中銀座という商店があり、まずその雰囲気に感動でした。
メイン通りとは思えないほどの道の狭さが余計に歩く人たちで賑わったように感
じます。(賑わってるんですけどね!)

大抵、田舎の商店街の通りは電柱を地下に沈め道を広く整備してきたと思いま
す。しかしこの谷中は昔のまま、それが最高の雰囲気をだしていました。

道歩く観光客はお年寄りだけでなく、周辺に多いギャラリーを楽しむ若者や、これ
ぞ日本の風景と楽しむ外国人などさまざまです。だから建ち並ぶお店もお年寄り
が営む素敵なお店や、若者の感性が溢れ出すTシャツ屋などバラエティな感じで
楽しい!しかも路地裏に入るとアートの臭いがプンプンするギャラリーが!

さらに感心したのはその商店街にある豆腐屋さんです。
毎朝5時から開店をしているそうです。つまり昔ながらに地元の生活者が豆腐屋
に豆腐を朝買いに来る生活スタイルが位置づいているわけです。
(そんな豆腐の味噌汁を朝に飲みたい!)

さまざまな観光客、そして地元の人が楽しめるこの街は僕の地元である街に必要
な要素が山ほどあると感じました。


【へび道】 何でもない通りですが昔はこの道が川だったそうです。

あまり見聞に時間がなく谷中の先にある千駄木まで詳しく見れませんでしたが再び
この街をゆっくりと遊びに行き、大切な何かを発見したいと強く思いました。

じも自慢というイベントに行ってきました。

じも自慢とはふるさとを映像で自慢し合うお祭りです。映像を持ち寄り地元を
自慢し合うことで、各地方に眠っている魅力を伝え合います。人々の「知」を
形にすることで、「地」方の良さを伝え、「血」を流動化したいと考え、「地元を
自慢したい!」「みんなに見せたい!」という地元への熱い思いをお持ちの方
が東京の千代田区に集合しました。

このイベントはTeam JapanとInsideout Projectというグループが主催です。

たまたまこの活動に参加している方に出会い、何となく行かなきゃいけないと
思い東京へ・・・現地に到着するとイベント会場がとても素敵なところでした。

場所は千代田区にある3331という中学校を改修した建物の屋上でした。
この3331は1階ギャラリーで、3331が注目するアートシーンを、展覧会として公
開しています。また、従来の美術館のような敷居の高さは思い切って取り払い、
よりたくさんの人に心地よく過ごしていただけるアートスペースとして、無料で楽
しめるスペースが沢山ありました。館内を歩き回り、かつて教室だったスペース
に入居したアーティストやクリエーターたちの活動や展示をのぞくことができる最
高に素敵なコンセプトです。(絶対また行く!)

で、じも自慢イベントがスタート!
会場には200人を超えるぐらいの全国からきたギャラリーでいっぱいでした。

会場でうろうろしていると上田市観光大使の早川さん、歴士の山口さんという
かたが僕に声をかけてくれました。上田市に深く関心があり、市内で行なわれる
イベントにはいつも参加しているようでびっくり!(存じ上げてなくて失礼しました)
ツイッターで告知をしたせいか、僕のアイコンを見て分かったみたいです。
そんな彼らをはじめ思わぬ出会いが沢山あり、しばらく名刺交換タイムでした。

会場ではご当地名物の販売や、先日知り合ったセガレのテントもあり、美味し
い名物を食べながらお酒が飲めました。早速2本ほどぐびっと!

僕は観客でなく長野のPRもかねて映像のプレゼンも役割だったのですが、酔っ
払ってかなりパフォーマンスがすぎたようでちょっと浮いていたかもしれません・・・

その結果、じも自慢の映像祭の順位は3位に。
優勝は福井県で、内容は文句のないクオリティーの高い映像編集でした。

来年もじも自慢はあるようなのでもっと地元の人を巻き込み優勝を狙いたいな~


イベント後、仲間達と一杯!
この人は工藤さんセガレBBQで
知り合った楽しい方です!


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