この間、会社で雑談をしている時にふと、同業でライバルだと思う会社を皆で
思い浮かべてみました。
すると、頑張っているなと思ういい会社は思い浮かびますが、敵意を感じるよう
な会社はひとつもありませんでした。
昔、印刷会社の営業マンをしていたころは、意味もなく赤字でも落札し、他社に
仕事をとられるかと暴走していました。まわりにいる同業は絶対に負けたくない
ライバルでした。ライバルが仕事で失敗した噂など聞くと当時は正直嬉しかった
り、そんな話で一服するのが楽しかったり・・・
しかし、今、企画デザインの仕事をお客さまと直接お取引しているなかで、ライバ
ルと感じる感情が一切ない。(高飛車な意味じゃないですよ)
何でだろう??
そんな会話を聞いていた当社の代表が一言。
「見ているところがお客さんだからだよ!」
!!「そうですよね!」を3回ぐらい言いなおしましたかね(笑)
ライバルに勝つ負けるばかりを考えていると、肝心なお客様の為に何をすべきか
を怠ってしまいます。
もし、「ライバルは?」と聞かれて思いつかなければ、お客様のことを日々考えて
働いていると思ってよいのではないでしょうか。
お客様の視点になって考える。
そんな言葉は、ずっと前からビジネス界にありました。今もそれは大切なこと。
それをただちゃんとやればいい。それを本心でやればいい。
なるほど~!
言葉にしなくても、間島さんの姿勢はヒシヒシと感じてましたよ~。
私も近江商人の心得「三方よし」という考え方を常に意識しています。
「売り手よし。買い手よし。世間よし」
この微妙なバランス感覚こそが、ビジネスの難しさであり面白さじゃないかなと思います。
それが崩れると、・・・な感じになっちゃうんじゃないかなと思います。
色々なビジネス手法が叫ばれてますが、新しいことなんてあまりなくて、昔の人の知恵から学ぶという事の大切さを最近痛感しているところです。