修景事業。(古い建築文化を残す)

先日ある方に長野県小布施町にある㈱修景事業の話を聞きました。

㈱修景事業とは、2004年、信州大学工学部建築科修士課程で古建築を学んだ
3人が小布施堂の支援のもとで立ち上げた新しい建築会社です。

基本的には古民家の「修復」が目的で、茅葺き屋根の葺き替えなどを行なって
いるようです。また昔からある瓦づくりにも努めながら、小布施を中心とした地域
の景観の保持や修景を行なっています。

実はこの話は、㈱修景事業に努めている方のお父さんからお聞きしました。

そのお父さんは、「信州大学工学部建築科に出たんだからもっと大きな建築会社
に勤めればいいのに・・・」と思ったようです。

最近の若者達が想い行動することや価値は一番に「お金」ではないことが多いの
です。これは、さまざまなことで僕も感じます。

しかもその想いは、飾られていない本当にピュアな思考が多く、20年、30年と社会
を長く経験してきた人が聞くと、何より先に「それ儲かるのか?」と見てしまいます。

そういった「お金」のことが先ではなく、彼らは文化を守ることにによって仕事に達
成感を感じています。

年齢を問わず、地域の生活者がそれらに共感して繋がっていくこと。

行政に任せず地域一帯となって、地道に改善を続け、そういった意識を育てるこ
とが大切であり、ワイワイしたお祭りごとよりも、こういった暮らしに関係することを
地道に行なう㈱修景事業の活動などが、やっと見えてきた持続する街づくりのひ
とつのような気がします。

㈱修景事業公式サイト
http://www.shukei.jp/

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コメント(2)

ブログでははじめまして。
Twitterで相互フォローさせていただいている者です。
ちょっと前の記事なのでここにコメントするのも変かなと思ったのですが、いちばん頷いた記事でもあったので、こちらにコメントいたしました。

間島さんがブログを持っていらっしゃることは知っていたのですが、訪れてみるのをなんとなく先延ばしにしていたので、先ほどやっといくつかの記事を拝読したところです。

率直に「もっと早く来ていれば!」と思いました(笑)上田に住む者として、上田からとても素敵な情報を発信されている方のことは、ちゃんとチェックしなければ!と痛感です。頷いたり、共感したり、新しい情報を頂けたり…読めてよかったです♪

私も若い人たちが立ち上げる事業や試みには共感することが多いです。それは「新しいこと」というよりも、改善方法を考えてみること、発想を変えてみること、埋もれたものを救い上げてみること、そんな気付きがベースになっているところに共感出来るからです。大きな利益を上げることより、何を成すかに力点を置いているところも好きです。

私も上田に住む者として何が出来るかなぁと日々考えています。現在は彼氏と同棲中で婚約秒読み状態なので、彼の会社におおっぴらに出来るまでは控えめにしていないといけないのですが…(苦笑)

まずはネットでゆるく出来ることからと思い、サイトを作って少しずつ発信をはじめたところです。自分が出来ることから、地域や人を繋ぐ試みをしていきたいと思います。

…なんだかいきなり長文で失礼致しました!

ミィさん

嬉しいコメントありがとう!
ほんと、若者の考えや行動には学ぶものがあります。
で、ミィさんのような気持ちを持った地域の点と点が
結びつくことが強力なローカルパワーになると最近強く
感じています!

お時間があったらこんどゆっくりお話しましょう!

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このページは、間島 賢一が2010年5月27日 08:43に書いたブログ記事です。

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