衝撃の古本屋を紹介してもらいました。
長野市にある「団地堂」です。
狭い店舗の中に乱雑に並べられた(積み重ねた!?)古本を販売しているお店。
店内はまったくギャップのあるプロ野球中継のラジオが流れる不思議な雰囲気で
古本マニアにはたまらないお店だと思います。
カウンターらしきところに何気に積み重なった印刷物があったので掘り出してみる
と、沢山の古い印刷物がありました。仕事柄分かるのですが、そのすべてが昔の
活版印刷やさらに古い木版印刷や石版印刷で印刷されものまでがありました。
これが分からない方には価値が伝わらないかも知れませんが、超レアもんです!
その他、壊される前の長野駅のポストカード、古い昔の地図、昔からリサイクルと
いう考えがあったと感じさせる領収書を貼りあわせた和紙の包装紙などなど・・・
この古本屋に行く前に、同業の方とマーケティングの話をしていました。
モノが売れる手段などの話です。
例えば、商品の陳列をお客様の動線を考えて並べると売れるなどの方法論など
がそうです。
しかし、このお店にはそんなことは何一つ無視された状態。
一緒にいた作家のなかむらじんさんがそこで一言、僕に話してくれました。
マーケティング、それも大切だけど、このお店のように山済みにされた商品から何
か自分が欲しいものが見つかった時の感動は、最高の買い物なんだよ。
それに山済みされたところから欲しいものが見つかることを本当は「掘り出し品」
と言うんだよ。
と、
たしかに・・・とても勉強になりました。
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