前にもブログでこんなこと書いたことがあるかもしれないけど、あらためて思った
ので。
景気の良い頃、「消費者ニーズにこたえる!」なんてフレーズをよく見聞きしました。
消費者の欲しいモノをどんどん商品化して市場に流通させる大手の企業展開が
次から次へと・・・それに歩み寄り、中小企業も「消費者ニーズ!」といった感じに。
しかし、消費者ニーズって気まぐれに変わります。
そのニーズ変わりように企業はせっかく商品開発のために費やしてきた努力や費
用が採算を得る前に次の「消費者ニーズ」へと転換する・・・そんな繰り返し。
結局、その企業がこれまで何が得意な企業なのか?もともとつくっていたモノの本
質はどこへ?と何だか良く分からない状態になっている気がする。
例えば、消費者ニーズが、「あまい豆腐が食べたい」となると、スーパーには、その
商品ばかりが陳列される。で、本来の豆腐の味ってなんだっけ?みたいな。
選択の幅が広くなり、購入の手段も多くなった今の時代は、市場を一企業が牛耳る
ことが難しくなってきました。だからターゲットをしぼり、コアな市場で売れればいい
と考える事業展開が増加してきています。
ならば!自社がつくりたいモノを徹底的につくりあげる「消費者ニーズ」ではない、
生産者の強い思いでモノつくりや販売がもっと生まれてきて良いと思います。
お金があるとこに人が集まっていた時代から、想いが集まっているところにお金も
集まってくる時代だとも思いますし。
すべてのビジネスがそうだとは言いませんが、自分が良いと思う「モノ」であるから
人に勧め売る事ができると思うんですよね。
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