PAGEに行ってきました。
今回は「新生グラフィックビジネス」という全体テーマで開催されたようです。
気になっていたデジタルサイネージよりも、話には聞いていた印刷技術の進化
が目で見れたことの方が参考になった気がします。
それはバリアブル印刷です。
顧客の住所や購入履歴のデータベースより、それぞれ違った内容の印刷物を1
枚1枚違う構成で印刷ができるシステムです。これによりDMなどの内容を顧客の
好きと思われるイメージにしたり、購入履歴などに合わせたあいさつ文などを
1000枚あれば1000種類を同時に印刷できるわけです。1分間に約120枚はで印
刷きるそうです。
あと、実用的かは微妙ですが印刷インキのコストを下げるシステムです。
簡単に言えば色の掛け合わせで黒になる部分は「黒インク」のみを使用すること
で他のマゼンタ、イエロー、シアンのインク量を減らすことができるといったシステ
ムです。
この展示品の説明を聞いたとき、高精細印刷を「品質」と考え一生懸命になって
いる小さな印刷会社と、今後求められる印刷のギャップを強く感じました。
印刷業界は危機感を感じないとヤバイぞ・・・
印刷技術の他では、3Dソフトでしたね。
被写体が無くてもCADデータさえあれば、本格的な描写と本格的な撮影がPC上
で完結できる!3Dだからアナログ的にはできないイメージもつくり上げることが
可能なわけです。
イベント会場は、平日なのにすごい賑わいでした。
ただ、これら最新技術はその向こうにいる「モノ」を売りたいお客様のために便利
な技術なんだと理解している企業はどれだけいたのかな・・・
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