手を使いたい、手間暇をかけたい、手触りを感じたい!そんな生活者の
ベクトルが高くなってきている気がします。
社会が効率化や省力化になり、自分が何もしなくても機械やシステムが
やってくれる便利な生活になった一方、自分でできることが少なくなって
きたと気が付き始めている生活者が増えてきています。
例えばパソコンの変換に頼らずに漢字の読み書きを学びたい、エスカレ
ーターは使わずに階段を利用するなど、自動化に反動する行動が生活
の中で少しずつ増えてきています。
その延長にはモノの価値も変わりつつあります。
ホームページなどより手触り感のある印刷物、またプリンターで作成した
名刺などが嫌だという人が増えてきています。
自分で何かを作り上げたいという創作意欲のある人も多いです。
決して良いとは言えない日本社会の生活の中で、「てごたえ」を感じて生
活していきたい生活者が多いのでしょう。
根をはり、手間暇をかけて、創造する。
そんな思考が仕事や生活の中で生きていると実感できることなのかも!
この生活者の「てごたえ」が、この時代のマーケティングにとても重要な
キーワードになると感じています。
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