当社はデザインを業務としている会社です。ちょっと前までは印刷物に関係した
仕事が殆どでした。昔の印刷は作成した版をポジやネガのフィルムに出力して
そのフィルムをかえして印刷用の版を作成していました。
そのフィルムというものが当時は重要で、当社には大きなサイズまでフィルム出力
できる機械(イメージセッター)が今でも残っています。この機械を簡単に例えれば
大きな現像機みたいなものです。
通常印刷に必要なフィルムの需要は少なくなりましたが、実はこのフィルムがと
ても必要な業種があり、当社をご利用いただいています。
それは、スクリーン印刷です。
スクリーン印刷とは主に工場などでつくられた製品やパーツなどの立体物に印刷
する方法です。
それには必ず印刷したいデータをネガフィルム出力する必要があります。
例えば携帯電話やリモコンなどのサンプルを作るときは、必ずボタンなどにスクリー
ン印刷が使われています。Tシャツなんかもそうです。
古い機械で印刷業界に必要のない設備だと思っていたけど、現在では多くの製造
業の方からご相談を受けています。
でも機械がちょっとでかくて邪魔ですけどね。
コメントする