多数決。

企画デザインの仕事をしていると、デザインを評価頂くことが仕事の中で必
ずあります。例えば、マークのデザイン、チラシのデザインなど。

さまざまなデザインの根拠や意味を説明して担当者に伝えるのですが時に
「みんなに見てもらい意見をまとめますね」と言われ、結果的に「多数決」でそれ
が変更されてしまうことがあります。

この確認の手段、「多数決」は要注意です。

多数決で決まるデザインは、言いかえれば「万人受け」する構成です。
万人受けする構成は、特長的ではありません。だから仕上がってみると
「普通」なわけです。
しかも、いろんな人の意見が混在すると編集に整理が出来なくなり、ごちゃご
ちゃした分かり難い構成になりがちです。もちろデザイン性は無くなります。

これすごくいいね!と思われるデザインは、意外と好きな人は好き、嫌いな
人は嫌いと感想が分かれる
ものだったりします。

「10人中7人の浅い印象」と「10人中3人の忘れない印象」・・・

どちらが正解というわけではないですが、よく目的を理解して販売促進やブラ
ンディングを検討すべきだと思いますよ。

また、私たちと同じ立場であるデザイン関係の人は、どんな結果になるとしても
デザインしたものを人から評価されることに逃げていては絶対ダメです。
だってそれは、お客様からお金を頂きモノをつくるための仕事ですから・・・

そうそう!ストレスを感じず好きなモノ(デザイン)をしていた人は会社を辞めて
山にこもれ!ってgooddesigncompanyの水野学さんがそう言っていたな~

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このページは、間島 賢一が2009年7月18日 10:50に書いたブログ記事です。

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