チラシの作り方。

チラシを作りたい!
そんなお客様は、今の時代ですから大きな成果を期待して相談されてきます。
その業種もさまざまで、小売店から建築会社など販売や集客が目的です。

しかし、ねらいとなるターゲット(見込み客)は最近の宣伝広告の作戦を見破って
います。昭和的な考え方のイメージ写真メインのデザインやプレゼント企画で
何とかしようというのは成果が低いです。

これには、私たちのようなデザイン会社も意識を変える必要なことがあります。

それは、クリエティブ(独創的)を捨てる事です。

かっこいいロゴマークや素敵なお店の看板などには、クリエティブはとても大切
かもしれません。しかし、直接的に人の行動をコントロールするチラシは、綺麗だ
けでは、まったく意味がありません。

当たり前ですが、100万円チラシの費用に使ったら、その100万円プラス企業の
利益を生み出せなければその企画は失敗に終わるのです。

スパーのチラシですべての商品を88円で構成したチラシが大きく効果のあった
例があります。これはすべて同じ数字を並べることで見る人が興味をひく確率が
高くなる心理をついた作戦でした。

またホームページでは、SEM(バナー広告)に利用するリンク広告枠のデザインを
「押さないで下さい」というキャッチを入れたところ多くのアクセスを誘導した例も
あります。押すなと言われれば押したくなる心理だそうです。

こういった例の中でグラフィックデザイナーが言うクリエティブってまったくありません。

もちろんクリエティブなデザインは、私自身も大好きで楽しいです。
時には、それがメインの仕事もあります。その時は心のスイッチを入れ替えます。

そんな企業側(クライアント)の考え方やデザイン会社の意識のずれが、ごちゃご
ちゃになり「広告は効果が無い!」と一言でかたずけられているのが現状です。

しかし、方法が間違っていることが多いのです。

あなた自身も自分のお金で何かモノを買う時は、何らかの影響を心に受けて行動
にうつしているはずです。そらが何だったかを探ると、宣伝広告ってとても面白いと
感じるはずですよ!

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このページは、間島 賢一が2009年7月15日 10:03に書いたブログ記事です。

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