撮りたい人、食っていきたい人。

先日、雑誌「Daytona(デイトナ)」などの撮影をしていた横浜のカメラマン
の方と写真撮影について長い時間お話をさせていただきました。

お話したのは、中川隆司さんという方で、カメラマンというより写真家とご紹
介した方が正しいでしょう。

写真の撮影といってもさまざまなスタイルがあります。
私のような販売促進に関する場合は、商品撮影などが多く、スタジオで
山ほどの商品をお借りして商品の魅力を引き出す撮影が多いです。

しかし、お客様の要望があるなかで撮影をしているかぎり、カメラマンが
本当に撮りたいと思う描写は撮影出来ません。
そのため、撮りたい写真を撮影する写真家(作家)になる方がいます。
この中川さんもそうです。



カメラマンって大きく分けて2つのスタイルがあります。

まず「撮りたい人」です。つまり作家活動を目的とする方は、お金稼ぎが一番
ではなく自分の作品を手にとってもらい飾ってもらうことが何より嬉しいと想っ
ています。

次に「食っていきたい人」です。この方はあくまでも仕事として家族を養うため
に、仕事内容を選ぶこと無く撮影する方です。殆どのカメラマンはこのスタイル
です。かといって全然悪いことではありません。こちらの方が現実的な考えだと
思います。

世の中は、何故か合理的に考える方が多くなってきていますが、この中川さん
をはじめ、作家さんとお話をしていると忘れかけていた男のロマンを感じます。

みなさんには自分が感じるロマンってありますか?

損か!得か!そればかりを考えて仕事をしていると、頭がおかしくなるどころか
こんな人間で良いのかって思ってしまいます。

しかし自分の場合、「撮りたい人」のロマンを感じながら、「食っていきたい人」の
稼ぐ知恵、その両方を持った人になりたいと思うけど、欲張りすぎですかね(笑)


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このページは、間島 賢一が2009年6月 5日 08:32に書いたブログ記事です。

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