あたらしい出会い。

ブログをいつも見ていただいている方から連絡があり、昼食をいっしょにとることに

相談の内容は、講演会やセミナーの講師をしてもらえないかとい事でした。

詳しくお聞きすると長野県で「食農」に関する活動を行うNPO団体の方でした。
「食農」とは、文字どおり農産物を多く食して頂き農業という産業を豊かにする考え
方です。

今、農業を営んでいる方の多くはあまり利益が出ていません。
理由はさまざまですが、課題は「農業経営」を学ぶことです。

農業者は、栽培することにはプロですが、販売することには委託などに頼って
きました。
だから、販売委託する費用に利益を削られて、あまり儲からないのです。


IMG_15632587.JPG



販売と一言で言っても、一般企業も手段に悩む、ブランディングやマーケティング
などがそこには必要です。

農産物のブランディングやマーケティングとは何か?
視点をどこにシフトすればよいのか?

など、農業者自信で販売をしていくとなると、気合を入れて学ばなければなりません。
今の農業ブーム(何か嫌だけど)のおかげで、成功事例を参考にすることが出来るの
で、本気で考えている方には、いい時期かもしれません。

しかし、錯覚をしている方が多い気がします。
不況の中、「食」が稼げる職業だと思いこみ、多くの求職者や事業展開を見聞きしますが
本当の農業は、びっくりするほど儲かるものではないです。

考え方の本質は、農業という職業はこれまで製造業やサービス業などのように、職業
として位置付けたラインより下にありました。
こんな時代になり、やっと必要な職業として国からはじまり注目されているわけです。
長年農業を行ってきた方には皮肉にも感じるはずです。(もっと前から大事に思ってよ!)

つまり、この農業が盛り上がっているこの機会に、農業という職業が一時のビジネスチャンス
ではなく、いつまでも持続することができる仕事になっていくことが大切なんです。


そんな、話などをNPOの方と数時間熱く語りました。
最近、こういった地域を応援する団体や活動がとても多くなってきました。
新聞を見るたびに「こんな農業支援団体が発足!」なんてあります。

そんな活動の点が結びつき、最強のパワーが地域に生まれればいいのにな~

何より今日、また新しい出会いがありました。
かなり、共感する考えを持った方です。

お互いにいろんな情報交換や人と繋ぐことができる人間関係をつくることは
自分にとっても大切な財産です。

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このブログ記事について

このページは、間島 賢一が2009年4月 9日 09:25に書いたブログ記事です。

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