戦術なきものは、戦略できない。

企画デザインの仕事をしていると、大きく分けて2つのパターンの
クライアントがいます。

それは、「戦術がある会社」と「戦術がない会社」です。

ここで言う「戦術」とは、営業・販売手段の事です。手段がターゲットに
適切でないと目的は失敗に終わります。

広告やPRは、これが考えられていないと、企画がぐだぐだになります。

例えば、「イベントで人を集めてビジネスにリーチをかける!」とか
「宣伝効果とともに営業強化を同時に図り、売上をUPする!」などがそう!
しかも、それに対する熱意が大事なんです。

きっと私たちのような企画デザイン仕事をしている方は、内容よりデザインの
指摘ばかりで、いつまでたってもパンフやチラシの校正が完了しなくてイライラする!
なんて思う人がいるはずです。


それは、クライアント側に「戦術」がないからです。

クライアント側が、「チラシを出せば電話で問合せがくるでしょう」なんていう
時代錯誤な考え方だと、編集内容よりもデザインの体裁ばかりを気にしたり
思いつきで変更が変わるのはしょうがないでしょう。
(10年ぐらい前はこんなことばかりでした・・・)

だから、原稿を準備してもらう前にターゲットの動向を的確に考えた「戦術」を
お客様とともに考えることが大切なんです。


そして今の時代、戦術でもっとも重要なのが「コミュニケーションにつなぐこと」です。

例えば、体験会・実演会などのイベントを開催するとか、セミナーを開いて多くの人に
直接的に聞いてもらうきっかけをつくるなどがそうです。

購入するきっかけは、やっぱり人と人との会話などで決まることが多いです。
それを避けて、楽して儲けることなんて方法は無いと思うべきです。

「イベントを企画しましょう!」と提案してボツになる多くの理由は
「休日に働きたくない!」という労力的な理由や、「その商品はチラシをみれば分かる
でしょう」というターゲットを理解していないサービス精神の低さがそうです。

恋人が欲しければ、あって告白することから始まるのと一緒ですよ商売は!

戦術なきものは、戦略できない。

昔、先輩にこんな言葉を聞いたことがあります。
車を運転しながら、「こうすれば儲かるかな~」、「こんな商売があったらいいな」
という考え事をしたことありませんか?

この段階は、戦術なき妄想だそうです。


時代に合わせてチームの知恵を集め考えた「戦術」でビジネスを成功させて
いきましょう!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうそう!このところいろんな頑張っている経営者やスタッフから感じた
大切な考え方をまとめてみました。
「大切に働く」というカテゴリに整理してあります。自分自身、半人前でこんな
人物になれたらいいな!っていう事柄です。
よかったら読んで下さい。→「大切に働くアーカイブ」


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このページは、間島 賢一が2009年3月10日 14:56に書いたブログ記事です。

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