不動産広告を思考中・・・

最近、折込チラシで不動産広告が少なくなったとは思いませんか?
物件自体は、手頃なモノもあり広告したいが効果がないと相談される
不動産会社の方が多いです。

インターネットで情報を探す人が増えたことは、1つの要因ですが
地方では、まだまだアナログ的に情報を探す人が多いので、上手に
メディアをミックスして企画を考える必要が大切なんです。

今依頼を受けているのは、不動産広告の折込チラシ。
各社の最近の体裁を参考に見ていたのですが、すべてイメージ広告
な感じで、個人的にガツン!とくるものがない。

今必要な広告編集って直接的なメッセージを伝えなければいけないと
思います。

rafu.JPG
※考え中のラフスケッチ。



例えば私の場合、特長的な事を上の写真ようにWordで簡単に文字組み
することから始めます。(これチラシの原案です)

何を訴えたいかを明確にすることが、広告には大切なので「文字」から
考えます。

この先、これらに合う写真やイラストを作成してデザインをしていく流れです。

どーしても最近は、イメージ先行の広告が多く、何が特長なのか分からなく
なった編集が多いです。特に最近の広告のねらいは「集客」が多いので
見る側に目的を明確にさせる編集がないと効果が現れません。

なぜ!?デザイン先行型になるのかには1つの理由があると思います。
それは、クライアントをただ喜ばせるだけの対応をデザイン会社が行って
いるからです。

集客すべき要素を編集に取り入れることは、時に素敵なデザイン性を低く
する場合があります。見た目には誰だって綺麗な空の写真に1行の素敵な
フレーズのコピーがセンターに配置されていれば、何だかかっこいいって
思いますよね?

しかし、集客してもらうためには、見るモノ読むモノにお客様の心をコントロ
ールさせる要素が必要です。
だから時に情報をいっぱい詰め込まなければならない場合があります。

そいった集客編集を提案したい時には、上手に理解されるプレゼンテーションと
クライアント側の理解力が必要なのですが、それが面倒くさいとクライアントだけ
を満足させるデザイン先行型の提案になると、集客要素が薄くなってしまいがちな
んです。

広告主である方は、言う事をホイホイ言われたままに行う業者の方が、いい会社と
思われがちです。でも例えばそれが住宅建築ならば、言われるように出来たが、
簡単に地震で崩れてしまったら困りますよね?

成功する広告をつくりたい!

みなさんそう思っているはず!簡単の考え方がひとつあります。
それは、広告原稿を考えるときに例えば自分が友達にうまいラーメン屋を紹介する
時にどのように話すか?を頭の中でシュミレーションするんです。


あの店、店内は汚いけど味はいい!・・・・・・・・ちょっと違うか

それじゃ!

俺の知り合いが調理しているんだよ!・・・・・・説得力がないな~

それじゃ!

あそこのスープは、うまくて残さず全部飲める!・・・・これだ!

みたいな(例え分かり難いかな?)


つまり、あなたが行った良いお店を紹介するときは、とても良いフレーズが言葉
の中にあります。そんな表現を広告編集に探し出すんです。

どうしても自社の宣伝をする時は、当事者なので売り手の気持がフレーズに強く
表現されてしまいます。それが、買い手側には分かり難い表現だったりします。

広告を見る相手は、価格、サービス、楽しさ、お得感、安心など、何を求めているの
かをスイッチを切って考えることが、良い広告づくりになりますよ。


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デザインルームエム

このブログ記事について

このページは、間島 賢一が2009年1月30日 17:00に書いたブログ記事です。

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