ひのきの家に住みたい。

最近、住宅会社からの販売促進の依頼が多いです。

安心・豊かな暮らしの家づくりを考えている人は、「木の家に住みたい!」と思って
います。そんな気持ちで住宅会社を探しているという事です。

家づくり職人から言わせれば、こんな構造、こんな間取りなど、専門的に住宅のこと
を知っていますが、専門的なことを知らない家を建てたい人は、そんなアバウトな
イメージで住まいのことを考えているのが実情です。

ですから、チラシやホームページをデザインするときは、そんな家を建てたい人の
心にあるフレーズをタイトルに使用すると共感し,見てもらえる確率を高く出来ます。

例えば、「ひのきの家に住みたい!」、「子育てに安心な家を建てたい」、などの
タイトルはターゲット層の心をつかめたりします。

逆にダメなパターンは、売り手側のコメントで編集されたものです。
例えば、「究極のデザインハウス誕生。」などはそうです。

どうして?と思うかもしれませんが、先ほど書いた「子育てに安心な家を建てたい」と
「当社自信のデザインハウス誕生。」、このタイトル2つのチラシがあったらどちらが気にな
るかって話です。

だって住宅って衝動的に購入するモノではなく、家族のことを想って真剣に購入する
買いモノです。気持が分かる会社、気持ちが伝わる会社が良いと考えると思います。

価格と商品だけずらりと並べたチラシで、「これ!」なんて決めませんよね?

私の場合は、そういった編集がとても大切だと考えます。

デザイン会社の中には、チラシデザインやホームページデザインを「芸術品」とか
「作品」とか思っている人がまだいるようです。

デザインが良くてもモノが売れなくては広告にお金をかける意味がないです。

「編集デザイン」とでも言うのでしょうか、そういったコトが私たちが求められる使命だと
思います。

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コメント(3)

全く同感!です。襟をただす思いがするコメントです。
高校(建築科)の設計の授業の時、担当の先生に“今は「作品」だが、社会に出て仕事をすれば、それは商品だ”と教わった事を卒業してウン十年経った今でも鮮明に記憶しています。
そういえば、間島さんも建築科出身と聞いた覚えが・・・?

銭沢さん


そうですよ!建築科出身です。
当時の予定では今頃有名な設計士になっている予定だったのですが・・・(笑)

やっぱりそうだったんですね。(笑)
これから年末バタバタに突入しますが(もう、してるか)
お互いがんばりましょうね!

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デザインルームエム

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このページは、間島 賢一が2008年11月26日 18:09に書いたブログ記事です。

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