年末に向けての販売促進の依頼が、いよいよ増えてきました。
折込チラシやパンフレットなど、さまざまな業種から相談がきています。
口癖のように私が打ち合わせでお話しするフレーズは
今年はケチケチ家族ですよね!
です。
原油の高騰からはじまり、世界的な不景気で終わりそうな今年の
年末は、そんな生活者の節約意識が今まで以上に強いと思うんです。
それぞれ依頼いただくお客様は、いい商品を扱っています。
ただ!
「便利だから」、「使いやすい」などが一番の理由で買う人が
少ないと思うんです。今年は!
ようするに価格です。
「少しでも安く、お得に良い商品を買いたい」、
また、「お金はないけど楽しみたい」などの気持ちも強いはず!
そんな生活者の心を動かす商品特長やサービスが、この年末商戦にはキーワードに
なると思うんです。
特にチラシなどは編集に気を使いたいものです。
今までと同じやりかたではなく、安さをコンセプトにした編集です。
ただ「安い」という表現を使えばいいのではなく
生活者の動向の変化や意識を想定することが大切です。
例えば・・・
毎年年末は家族で温泉宿に出かける→今年は交通費のかからない近くの温泉宿
スキー場へ遊びに→自宅でDVD鑑賞
家族で焼肉屋へ→自宅で鍋料理
健康を考えて禁煙→節約のために禁煙
など、それぞれPRする商品を、「そうだね!そのほうがお金かからないよね!」と
思わせる表現が必要な1つのポイント。
不景気だから何をやってもダメ・・・と宣伝をやめてしまうお客様がたまにいますが
販売をしていかなければならない宿命ならば、視点をその都度、時代に合わせて
見直し、宣伝・サービスしていくことが大切です。
(モノが売れなければ会社も続かないですし・・・)
昨日、ニュースで平日は夜の7時、週末は夕方5時まで窓口営業をはじめた
地方銀行が紹介されていました。その時の担当者のコメントが
お客様視点になって考えました。
と言っていました。これが的確な、「お客様視点」なんだと思います。
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