印刷会社の営業マンだったころに年配のデザイナーさんから
教えてもらったあることを思い出しました。
その時、私は焼肉屋さんのポスター印刷を受注していて
そのデザイナーさんにデザインをお願いしていました。
印刷物が仕上がり、納品前にサンプルをデザイナーさんに
届けようと足を運んだところ一言。
「その包んであるポスターをそのまま納品するんじゃないよね?」
・・・正直、何を言われているのか分かりませんでした。
「何故ですか?」と聞くと
「印刷会社だから印刷物を渡すことが納品かもしれないけど、俺ならば
そのポスターをどこに貼れば目立つかって納品の時にお客さんと考える。
要するにポスターを貼るまでが納品だと思う!」
当時、必死に印刷物の納期を間に合わせ納品に伺っても、あまり
「ありがとう」と言われないことに悩んでいた私にはとっても衝撃的な
セリフでした。
もう少しお客様と深く関わることで、本当にお客様が必要としている
自分の仕事が見えてきます。もちろん間違えも!
私たちのようなデザイン企画会社への依頼の多くは
「ホームページが欲しい」
「印刷物が欲しい」
では無いです。
それを利用した目的を成功させたいんですよね。
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