この時期になると来シーズンに向けてスキー場の企画が
私たちの仕事で動き始めます。
長野県はスキー王国と言われていますが実情はとても
来場者数が減っています。
1992年から現在と比べると約3分の1の来場者数です。
だから各スキー場は来場者獲得のため必死です。
スノーボードブームも下り坂になり、例えばファミリー層をターゲットとした
ゲレンデの設計やレストランのメニュー構成を変えたりなどあの手
この手で集客企画を考えているようです。
ただ基本的にスキー場が多すぎなのは現実。
しかも積雪量が少なくシーズン期間も昔より短くなっているスキー場も多いです。
ようするに魅力あるスキー場だけが生き残る状況にあります。
小さなスキー場でも過去から一度もスノーボード滑走不可を貫いている結果
シニア層に人気のあるスキー場があると聞きます。
収益の数字だけを頼りにした「ファミリー層をターゲットに」という安易な目標では
競争に勝てない時代です。
昨年はスキーをテーマにした映画とタイアップしたスキー場PRや
デジタルカメラの新商品とタイアップさせたスキー場PRが斬新で
スキーという本質とは違う要素を合わせ注目を集めたスキー場もありました。
今年の各地区のスキー場の仕掛けが楽しみです。
ポスターを見比べてみるだけでもこういった視点はおもしろいですよ!
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