表現が跳躍する編集。

編集って皆だれもが毎日行っている作業です。
仕事の段取りや、今日あった楽しい出来事を誰かに伝えるとか
レシピを考えるとか、仕事でプレゼンテーションするとか・・・

つねに自分の持つ情報を編集し、物事を行っています。

しかし、インターネットが便利になり、情報がてんこ盛りの現代は
情報をどのよに活用すればよいのかという「編集」が困難になって
きています。

企業もそういった編集がとても必要になってきています。
だから、私たちのような企画デザインする会社には
「編集力」が求められます。



ただモノが売れればいいとか、インパクトがあればいいとかではなくて

クライアントが伝えたい山ほどある情報を分かりやすくコンパクトに
することなど、ターゲットする人物像の心を動かす編集が
日常の仕事で多く求められている気がします。

そして多くが「日本人にマッチングした」という定義があると
感じています。

日本人特有の人間性とでも言うのでしょうか
日本人はとてもはっきりしないかったり、平和的だったり、矛盾が
多かったり・・・

これは古くからの歴史文化でつくられてきたものなんでしょうね。

ある偉い人がこんなことを言っていました。

例えれば、日本人は文字をつくっていない。中国の文字ををアレンジし、
読み方を変えてきた漢字があると思えば、英語はそのままの表現で使用
されてきている。
さまざまな矛盾を一緒にして平気な人間なんです。しかも時には
その矛盾であるどちらかを平気で捨てることもできる。

「悪」と評価されたことが時に「善」に変わることがある。
そんな人間性が日本人にはあるんです。

つまり、こんな手ごわい人間性の「人」に対して、私たちは多くの人が
普通に思う「構図」にギャップをあたえ、興味をわかせたり、楽しませたり
するように「編集」しなければならないわけです。

なんだか難しそうに聞こえちゃうかな・・・これ楽しいんです!


私も上手にアイディアを膨らませるようになりたいひとり。
いろんな人の思考を見聞し、もっと上手な編集を身に着けたいですね。
こういったことは、グラフィックデザイナーにも重要なことだと思います。

多くの依頼はSP(セールスプロモーション)です。
だから目的に合ったデザインができなければ、どんなにかっこよくても
意味がないんです。
デザイン性だけを評価される渦は存在します。それは全然悪いことでは
ありません。しかし多くの企画デザインはSPに対しての結果が求められます。

だから「編集力」はとっても必要です。

例えば「ビタミンCいっぱいの飴を人気商品にしたい!」と依頼を受けたら
あなたならどんな商品ネーミングを提案しますか?

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デザインルームエム

このブログ記事について

このページは、間島 賢一が2008年4月 3日 17:12に書いたブログ記事です。

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