用紙の偽装に唖然・・・(エコ偽装)

今、用紙古紙配合率(古い用紙がどれだけ混ぜて再生した用紙か)の偽装で
マスコミがにぎやかです。

古紙を再生することがエコロジーに繋がるとかなり前から用紙には古紙配合率
の表記やマークが認証され、私たちも良く市町村の仕事などで印刷物(パンフレットなど)
を提案するときは再生紙の提案もしていました。

その配合が少しばかりではなく、かなりの数値の違いがあったわけです。

こういった事に詳しくない方に知ってもらいたいのは地元の「印刷会社」や
「用紙の卸会社」などもそれらの偽装を知らないで販売していました。

だから印刷受注の窓口になる印刷会社はその偽装についての説明に四苦八苦
しています。(本当は製紙メーカーが原因です!)



印刷会社の営業マンに話を聞くと、市町村で発行される広報誌やパンフレット
に印刷表示される古紙配合率の数値を削除し再印刷する動きが今多いそうです。

しかし「何が間違いのない再生紙なのか?」と質問しても

「現在メーカーが調査中なので何ともいえません!しかも再生紙の仕入れがストップ
しているので在庫分しか入荷できません」

という状態・・・

再生紙を製造するには通常の再生紙でない用紙を製造するよりもコストが
かかります。そういった背景もこのエコ偽装にあると思うのは私だけでしょうか・・・

何よりお客様と直接打ち合わせをする私たちのような業務の人間としては
迷惑な話です。メーカーの変わりに説明をしなければいけないんですから!

しかも今日、私が留守の間に持ってこられた封筒会社の資料に唖然としました。
それには封筒に使用されている用紙の古紙配合率の基準値と調査してみて
分かった実配合率が記されていました。

何とその中には古紙が配合されているメニューが10項目あるのですが、そのうち
の7項目は基準配合率に達していない、いわゆるエコ偽装だったのです。
それどころか、そのひとつに古紙配合率基準値70%とされていた封筒が調査した
結果0%っていうのがありました。
ここまでくると偽装でなく詐欺じゃないでしょうかね・・・

問題ですよほんとに!


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このページは、間島 賢一が2008年1月28日 18:50に書いたブログ記事です。

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