以前ブログでDOCOMOのCMがすごい!と記事を書いたことがあります。
それから月日がたって「おや?これはDOCOMOの失敗だな」と感じています。
そろそろ反撃してもいいですか?
こんな衝撃的なキャッチコピーでスタートしたPRでしたが、実際のところ
ドコモの何が変わったのか感じられない。安くなった分けでもないし・・・
世間ではこんな風に評価されているようです。
豪華キャストを起用して成功した資生堂「椿」と失敗した「ドコモ.2.0」
「椿CM」のBGMにはSMAPの曲。「日本の女性は、美しい。」というコピー
も古くから日本で好まれて使用されてきた「椿」のイメージとピッタリで商品
ブランドイメージがさらに高まったとか。
ドコモの場合、番号ポータビリティ実施後の契約純増数の推移は、
ドコモの一人負けといった状況になっています。
その最悪のタイミングでおこなった「ドコモ.2.0」のマーケティングは
他社競合に反撃というイメージを感させ「価格が下がるの?」と
勘違いをさせただけで失敗におわりそうです。
また経営学に、「コンペティティブ・リタリエーション」という言葉があるようですが
競合反発することは経営者が選んではいけない選択の一つのようです。
新しいサービスなどキャンペーンの底にある狙いがしっかりしていないと
こういった大きな企業の場合、大きな損益につながってしまう。
CMを見ているだけの方は有名人が大勢出ているので素敵な印象が
あるかもしれませんが、実はその裏では大きく勝敗が出ているわけです。
家に帰っても、そんな視点でいつもCMを見ている私。・・・疲れます。
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