僕は印刷物やホームページの企画デザインを業務としている。
さまざまな企業からの相談にある課題解決を考える時、いつもあたまの中に浮かぶ
ワードが「顧客利益」だ。

「顧客利益」とは顧客の不安、不満、不足、不便、不快、などを満たすこと。
ビジネスは売上を「数量×単価」と考えがちだが、計上できる売上が顧客である以上
「顧客利益」に目を向けなければ業績をあげるのは難しい。

こういった視点で商品価値をどう編集すべきかを考えデザインはできている。

しかし、「顧客利益」は時代とともに変化するということに最近気がついた。

例えばサランラップという商品は何が特長か考えてみると、きっと年齢が高い方が
連想するのが「新鮮を保つ」とか「匂いがうつらない」と思うはず。
調べてみると最近のサランラップのコピーには、それらより「残さず食べてほしい」と
いった言葉が使われていた。


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今なぜ「残さず食べてほしい」というコピーを使うのか?
そこにどんな顧客利益の変化があるのか?

個人的な見解は、薄利多売の変化、地産地消などの生活者の心境の変化、また
冷蔵庫などの家電製品の性能が良くなったことなどが背景にある気がする。

つまり時代とともに商品やサービスの価値が価格以外で変化している。

販売促進を行うにあたってその商品やサービスを「昔からこういう価値だ」と決めつける
ことは今の時代間違った認識の場合が多く、あらためて「顧客利益」を正しく見直すこと
が大切だと思う。


10月13日に開催されたアートと食事を楽しむイベント
「Lithograph-Black & White 5-Artists」に足を運んだ。

場所は軽井沢追分にある「油や」というギャラ―、カフェ、素泊まり宿などがある
昔の旅館を再利用した施設。http://aburaya-project.com/

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そんな素敵な施設で5名の作家の作品を見て、作家の話を聞き、その後皆で
食事会をするといった作家のなかむらじんさんが企画したイベント。

版画(リトグラフとも言う)は
水と油が反発しあう性質を利用し紙にインクを転写して版画はできる。5人の
作風はさまざまでそのリトグラフの特長を生かしたり、また偶然できたアートな
ディティールもとても面白かった。

何より見るだけでなく、作家と会話ができることはとてもアートに興味を持つ
きっかけになると思った。美味しい料理を食べながら敷居を高く感じがちな
作家がほろ酔い気分になり、そんな作家と交流すると何ともいえない人間性
をみることができ、親しみを感じることができる。

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軽井沢にはアートのコンテンツがとても多くて楽しい。
しかし地元上田市はそういたイベントがあまりにも少ない気がする。
「アートって良くわからない」といった意見を良く聞く。実は僕もそうだ。

しかしアートを楽しむコミュニティは何かココロの豊かさを感じ、そういった
豊かさがさりげなく地元にもあればもっと素敵な「街」や「人」になると思う。

印刷と聞くとカラー印刷とイメージする人が多い。
高精度プリンターの4色(CMYK)が一般的に普及していることや、チラシなどの
印刷物にカラー印刷が多いことなどがそう思わせるのかもしれない。

実は印刷にはさまざまな印刷方法がある。

その種類を知っておくとカラー印刷とは違う雰囲気ある印刷物をつくることができる。
例えば2色印刷。

インクにはCMYKのプロセスインクの他、特色インクといったインクを混ぜ合わせさま
ざまなカラーインクがある。例えば特色インクの茶色と赤で2色印刷するとカラー印刷
とは違う雰囲気の印刷物をデザインすることができる。

特色インクには蛍光色、金、銀、ホワイトもあり
デザインの考えをもっと広げることができる。

越後妻有アートトリエンナーレというイベントに行ってきた。

そもそも僕はアートが良く分からない。しかしこれまでさまざまなアートイベントに
足を運んだが多くの人で賑わっている。この越後妻有アートトリエンナーレも以前から
気になっていた大きなイベントで50万人を超える人が訪れるローカルで人気のアート
イベント。アートとは人を引き付ける不思議なパワーがある。

この越後妻有アートトリエンナーレは広い越後のさまざまなエリアにアートがあり、
それを旅しながら自分の見たいアートを楽しみむことができる。そのエリアは広く、市町村を
車などで移動しなければ次の作品にたどり着けない。



そうやってアートを楽しみながら越後のロケーションや農村を体感することもできる。

沢山の作品は一日では見ることは不可能に近い。また体験型のワークショップも多く
企画されているのでこのイベントを100%楽しむには宿泊をすべきだ。



僕の場合、次にどんなアートがあるかをワクワクしながら楽しむドライブといった印象
だった。つまりこのイベントはそれぞれの人が自分で作ることができる「観光」なんだと
感じた。一日では見られないスケールの大きさは宿泊を生み、そもそもアートがなくて
も最高に素敵な農村であり、それを見る行動のきっかけがアートでも、多くの訪れた人が
いろんな越後の印象を持つだけでもかなりの成功だ。



正直僕は、このイベントに足を運んだのは少しの嫉妬があったからだ。
こういった地域を巻き込むアートイベントは県、市町村、住民、観光関係者、ボランティア
など多くの人が賛同しなければ成立しない。

つまり僕がこのイベントで嫉妬をするほど印象的なのは、越後の街は先進的な考えを
持つ人がいる活力あるエリアであるということがイベントを通して感じるということ。
(こんなイベントが長野でもあればと)

「新しいことにチャレンジするには皆が足並みをそろえなければ!」

そんなフレーズを各地の街づくりで聞く。
今、これがちゃんとできて実行した物事が評価を受ける。
しかし賛同を得ながら進めるには時間がかかりすぎる。

観光の今を何か問題としているならば、実行部隊は少し強引でも物事を進め、何年か
かってもいいから徐々に理解をされる物事で良いと思った。またそんなイベントの背景に
あった人間関係の良し悪しのストーリーまで、最終的にはそのイベントの価値になってくる
のだと感じた。この越後妻有アートトリエンナーレもこれまでそういったストーリーがあった
ようだ。

まだこのイベントは今日から20日間ほど開催されている。
観光関係者はぜひ足を運んでもらいたい。

■大地の芸術祭の里 越後妻有アートトリエンナーレ http://www.echigo-tsumari.jp/


先日ホームページ制作依頼を受け納品したお客様からこんな連絡があった。

「ホームページのタイトルで検索してもヒットしない!」

これまでそんなクレームは一度もなかったので確認してみるとたしかにヒットしない。
その原因は思いもよらなかった単純なことだった。

原因は「ひらがな」。

例えばホームページのタイトルがひらがなで「いなかぐらし」とする。
それを知っている人は検索窓に「いなかぐらし」と入力して検索するでしょう。

実はGoogleはひらがなで検索すると漢字にした場合の検索結果を自動的に表示する
場合が多い。

つまり、素敵なタイトルにしたいと思い、タイトルがひらがな、またそれが常用語である場合、
そのホームページタイトルは漢字が優先的になり検索にかかりにくい結果となる。

検索にかからないといったらウソになるが、ひらがなでの検索結果だけを表示させるには
その後操作が必要となる。つまりは見つけにくいということになる。

Googleは便利にどんどん進化していく。便利になっていく中でこのような単純なことでホー
ページの閲覧数を下げてしまうことがある。


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信州にある鹿教湯温泉(かけゆおんせん)に旅館パンフレットの撮影に行ってきた。

館内のシーンばかりでは利用者に魅力を伝えきれないので、温泉街にあるお土産店や
酒屋、食堂などで頑張っている若者たちを撮影することにした。

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お土産店では店主がオリジナルでつくった「あんこジャム」が置かれていた。
パンにつけて食べるとうまいらしく人気のようだ。またここの店主の奥さんがカレー店を
店の横で営んでいる。そこのカレーもかなりうまい。何気に頼んだ珈琲の豆は軽井沢で
人気の丸山珈琲さんで目の前にある山から流れ出るミネラル豊富な水でいれた珈琲は
格別だった。

次に酒屋へいくとお店が素敵にリニューアルされてた。店内はほぼ日本酒が並んでいて
県内のなかなか手に入らない日本酒がずらりと置かれている。「長野県の酒」にとても
こだわりがあり、観光客にはなっとくのいく商品ライナップだった。

昼時、近くにある食堂では地元の人たちや観光客が美味しそうにラーメンや定食を食べて
いた。ここの店主は名古屋出身で美大卒、その文化の違いやセンスがこの温泉街に必要
だと一目で感じる人柄だった。

私もこの温泉街のある上田市に住んでいるが、このようなお店や素敵な人を知ったのは
最近で、ひさびさに足を運ぶと観光地が新しい人たちのエネルギーで満ちあふれている。

良く聞けばさまざまなイベント企画が進んでいて活動している。
こういった事柄をどんどん外に伝わっていくことが現段階では課題のようだ。

今、地方の観光地は新しいファンを獲得できる価値であふれていると感じた一日だった。


ふとこれまでの仕事で嫌だったことや苦しかったピンチを思い出してみた。

納品後のミスで仕事のやり直し

「金を払っているのはこっちだ!」といった強引な依頼

二転三転する出来事の対応

など、正直二度と同じ目にはあいたくない。

しかしこれらのピンチは逃げるわけにもいかなく、苦しみながら対応してきた。
そこで学んだのは、謝罪の仕方はもちろん、トラブル発生の適切な処理やミス原因の
改善策などが学ぶことができた。さらにトラブルだがその対応で信頼を得る経験なども
時にあった。

これらの経験であらゆるプロジェクトを進行するうえで重要なポイントを考え進める
働き方が身に着いた社会人は多いと思う。

そこでふと気が付いたのは、最近でいうソーシャルな若者の動きだ。
彼らの視点は社会を見据え正しい考えと行動だと実感している。

ただどんなピンチがあるかは未経験だ。
ピンチの経験だけでなく顧客視点といった点でも同じかもしれない。

これらは先輩である人たちが遠慮なくアドバイスをするべきだ。
ただし彼らのやりたいことを足止めするような先輩面は禁物であり、あくまでもほとんど
正しい行動と考え方は若者であると定義して関わる方が物事はうまくいく。

またこれまでの成功法をそれにあてはめるのも大体がナンセンスだ。
まだまだ1970年代の人は、これまでの思考スイッチの切り替えが必要な時代だと感じる。

今若者をはじめ新しい活動や事業を進める動きが増えてきている。
不確定な時代だからこそ自分たちの生き方をちゃんとしたものにしたい気持ちが
そうさせているひとつの理由だと思う。

若者たちは活躍する名のある方の考え方を見聞きし、考え方をネットや書籍で学び、
世代問わず共感できるしっかりとした考え方でやりたいことを進めている。

そういった行動を応援するにあたり、きっとその行動に補わなければいけないことも
あるのだと最近感じる。

昔僕らの世代が若かったころにも言われ続けていたこと、例えば「人に感謝する」とか
「相手の気持ちを考える」とか。

当時はうるさいと先輩方をわずらわしいと思っていましたが、社会にでてさまざまな経験
やピンチがあるたびに学ぶことがそういった変わらない考え方であると思う。

危険なのは今若者たちが考える大切な事柄にこういった人への想いが行動として無い
場合、簡単に人からの評価が崩れてしまうことだ。
(特にそれがビジネスの場合はなおのこと)

「そんなことは失敗しながら備わっていけばいい」
そう当事者から反論されるかもしれないが、それが分かるまでにかかる時間は景気の
良かったころと比べてゆっくりではないと思う。

今の若者は一昔よりも早く一人前になるべきだ。
特に「仕事」は。

だから最近は、若者の活動を応援するだけではなく、ゆるがないおっさん達の考えを
アウトプットしてあげることも必要だと思う。

「温故知新」というより、「温故創新」といった感じに。


軽井沢で使われていない旅館をリノベーションして新しい活動が始まる。

「油屋プロジェクト」という中山道・追分宿にある「油屋」を活動拠点とし、文化的
活動により軽井沢町追分地区の町おこしを行うプロジェクトだ。

「油屋」は脇本陣をつとめた由緒ある旅籠であり、昭和になってからは堀辰雄
立原道造・加藤周一に代表される文士たちが執筆に利用した宿、その建築物を
ゲストハウス、アートギャラリー、カフェ、ワークスペースなどさまざまな要素が
集まり多目的な楽しむ空間としてリノベーションされる。

また開催されるイベントも楽しみだ。
「ホンモノ市」という「ホン=本」と「モノ=アート・クラフト」の展示即売会も今年は
秋に開催予定。次回は「食」もコラボしたいということで現在Loop38と何か一緒に
できないかと検討中。

長野県も各地域で生活者が受け入れやすい活動が新しく始まってきている
ボンクラOPENHanalab.、DEN・・・など暮らしや仕事に関わる新しいスタイルが
あり、それらが結果的につながっている。

こういったつながりはこれまであまり実現しなかった気がする。
活動団体の代表の主張が強すぎたり、他の活動に意味のないライバル意識を
持ったりなど、代表主導の表現がされてきたせいかもしれない。

しかし近年は地域の活動がそれぞれつながってきている。
きっと今やらなければならないコトが基本的な底辺は同じであり、そして志も同じに
なっているからかもしれない。

地元の人が楽しく、愛される活動が位置づくと、結果的に外部の人にも喜んでもらえ
るはずだ。

この「油屋プロジェクト」もそのひとつで、僕らもこの活動を応援していきたいと思う。

オープンは今年7月21日。

是非一度皆さんにも訪れていただきたい。


油屋プロジェクト
http://aburaya-project.com/

最近SNSを利用していて気が付いたことがある。

投稿がとても真面目だったり、素敵な内容だったりすることよりも全般的には
「楽しい」と少し笑ってしまう内容の方が興味を持つようだ。

「楽しい」はずっと求められるひとつの生活に必要な要素だ。
もっといえば「楽しみたい」という感情であるのだと思う。

お笑い番組を見るのでなく、人は笑おうとしてチャンネルをかえていると何かで
聞いたことがある。

それだけ多くの人は仕事や生活に楽しくない時間があり、その気持ちのバランス
を笑う事で補っているのかもしれない。

これを根拠として考えるならば、イベントや企画、人への啓発、活動、仕事・・・
もっと楽しさを要素に入れるべきだと思う。

何より僕は「真面目が一番」というローカルな考え方が嫌いだ。

特にそれが会社の姿勢となると、僕が見てきたさまざまな企業のそれは社員の
モチベーションは「やらされてる」といった感じが多い。見かたによっては社員が
奴隷のようにも見える。

楽しさがあると人は本音も出し、自分をさらけ出しやすい。
その人の本質を上手に活かせるファシリテーターがいるとコミュニティはうまくいく。

Krenai(紅塾)という塾の折込チラシのお手伝いをさせていただいた。
小学生と中学生が主な塾で長年地元で子どもたち学びを提供している。

そこでチラシの編集前に塾の考え方をお聞きした。

単に国語・算数・数学・英語・社会・理科の教科を教えるだけでなく
「一貫した指導が必要」と考えるのがこの塾の特長。

小学生の内に養っておきたい学力は、正しい方法で毎日継続して学習できる
力によって培われ、そのために大切な事がそれぞれの現状に合わせた学習
方法を選び、問題を選び、小学校から中学校へと長い間見守ってあげることが
大切だと話してくれた。

さらに学びには何より「国語力」が必要と。

英語をはじめすべての教科を理解するために必要な「国語力」。
これが身につかなければ他の科目の学習力の向上は望めるはずがないと。
たしかにそうだ。

子ども達の今の教育が将来日本の経済を支えると考えると教育はとても重要な
ことだと強く感じる。

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先日ある商品についてどのように表現すればよいかと質問された。

その商品の価格は50万円。
使用することで10年後エネルギー費が7万円得をするといった商品だった。

質問してきた方は「7万円も得をする!」と僕に熱く説明をしてくれた。
説明でおおよそ商品の特長は分かったがすぐに買いたいという動機にはならなかった。

そこで担当者に伝えたのは、「欲しくなる説明」だった。

欲しくなる説明には「対比」と「気が付かせる」が必要だと思う。

例えば50万円の商品と貯金を対比させる。
それにより7万円がはるかに得をする「数字」であることが目に見えてわかる。
つまり数字を可視化させ対比させることだ。

そして「7万円も得をする!」を
「7万円ぐらいしかプラスにならないんですよね~」に言葉を変えてみる。

そうすることで、もしそこに数十人の説明を聞く人がいた場合、
この「7万円ぐらいしかプラスにならないんですよね~」の少し自信なさげな言葉に対して
先ほどの数字の可視化に特長を理解した第三者が「7万円ならそっちが得じゃん!!」と
言ったらどうなるだろうか?

きっと売り手が「7万円も得をする!」という言葉より、第三者のその言葉で他の人たちは
確かにそうだと納得する可能性が高いはずだ。

なんでもその商品の「売り」を売り手が強く表現すればものが売れるわけではない。
商品の「売り」をどのように気が付かせて第三者に良いと言わせるかが販売に結び付く
重要な手段だと思う。

それだけ人は第三者の評価に敏感だということ。

この考え方はプレゼン、印刷物編集、ホームページなどさまざまなところで活用できる
方法でもある。

「これだけ広告を出しているのに効果がない...」

と悩んでいる方は一度そういった視点で編集方法を見直すと
成果が上がるかもしれません。

先日知り合いの紹介で地元病院の部長さんとお会いした。
その相談の内容は病院にいる筋ジストロフィーの方たちがつくったTシャツデザイン
について専門的なアドバイスをしてほしいということだった。

以前もこういった相談があり、これまでは断っていた。
なぜなら健常者が偉そうに上から話すのはナンセンスだと思ったから。

彼らを特別な人と見てコミュニティをするのはあまりにも健常者の理解のうすい考え
であり、本当は「普通」にコミュニティを図ることが重要なことだと思っている。

しかし今回の相談は、その病院の部長さんの熱意に負け、ひとまず遊びにに行くと
いったフランクなノリで行くことになった。

そして当日病院のみんなに会いに行くと、予想に反する状況だった。
みんなは手足が不自由なため口などでPCを操作している。しかしTシャツをはじめ
チラシなどしっかりと考え制作していた。

しかも分からないことことをどんどん質問してくる。
僕もテンションが上がり、「こうしたほうがいい」「ああしたほうがいい」と熱弁を知らぬ
間にしていた。しまいには「PCなどつかわずに手でかきなよ!」と言って
「間島さん、ぼくら手足が動かないっす!」なんてつっこみされるほど、一般的には
失礼だと言われそうな言動もお互い気にせずフランクな空気になった。

話の主は、かっこいいモノをつくることより相手の気持ちを考えることを伝えた。
相手の気持ちを考えることができなければ、どんなデザインをすべきか考えることが
できないからだ。

レクチャーが終わり、その後もメールやフェイスブックなどでも交流をしている。
そして好き勝手な気持ちをメールで伝えた。

会社をつくればいいじゃん。

障がい者がつくったTシャツというより、私たちのTシャツはとってもいいモノなんだと
売り出す方が僕はいいと思う。

そして売り上げ、利益を出し納税する。
そこまでできればかっこいい。

その後、

「間島さんに言われてその気になりそうです(笑)」
と返信がかえってきた。

みんなの今後の活躍を見守っていきたい。

デザインルームエム

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